インタビュー
山梨県笛吹市にある石和健康ランドの株式会社クア・アンド・ホテル 執行役員 川上 淳一様にお話を伺いました。

地域に愛され続ける健康ランドと、心ほどける癒しの宿泊施設
当社は今年で創業47年目を迎えました。元々は、山梨県甲府市でビジネスホテルから始まり、現在はビジネスホテル1店舗(甲府市)と、健康ランドを3店舗、こちらの石和健康ランド(1989年オープン、山梨県笛吹市、220室)と信州健康ランド(1995年オープン、長野県塩尻市、245室)と駿河健康ランド(2002年オープン、静岡県静岡市、417室)を経営しております。従業員は480名ほどおり、売上は2023年度3月実績で37億円の実績がございます。
3つの健康ランドにつきましては、温浴施設とホテルの複合施設です。健康ランドは日帰り入浴がメインのため、20種類以上のお風呂があるほか、ご宿泊の方に関しては、外に出なくても館内に充実した食事処、リラクゼーション施設、美容室、カラオケルームやお子様向けの遊び場まで揃っています。
また、健康ランドは手ぶらでお越しいただき、充実した設備が整った施設で1日ゆったりお過ごしいただけるのが特徴です。

最高のおもてなしと安心を体験してください
私たちの施設では、46年間守り続けてきた「最高のおもてなし」「完全な安全性」「徹底した清潔さ」というお客様への三つの約束を大切にしています。この信念を基に、お客様に心から満足していただける時間と空間を提供しています。
館内をご利用いただければ、私たちがこだわるサービスの質を実感していただけるはずです。例えば、お風呂でのリラックス体験や、食事の安心感、そして清潔に保たれた快適な空間。これらはすべて、お客様が「また来たい」と思っていただけるために欠かせないポイントです。
さらに、日帰り利用だけでなく、宿泊して心ゆくまでおくつろぎいただける環境も整えています。旅の疲れを癒し、思い出深いひとときを過ごしていただけるよう努めています。
ぜひ一度、私たちの施設でその価値を体験してみてください。そして、魅力を感じていただけたら、多くの方に広めていただけると幸いです。スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

エネルギーコスト削減の新たなステージへ
健康ランドや温浴施設では、エネルギーコストが人件費に次いで大きな負担となっています。広範囲にわたる浴槽やサウナを24時間稼働させるためには、膨大なエネルギーが必要です。私たちの施設でも以前は、重油を使用したボイラー設備をメインに運用していましたが、エネルギーコストの高騰や設備の老朽化を背景に、省エネ法の目標達成に向けた新たな取り組みが求められました。
信頼と実績が導いたエコカーボン様の選択

エネルギー設備の導入において、コストはもちろん重要な要素ですが、それ以上に私たちが求めるのは信頼と継続的なサポートだと考えます。数年後に「導入をお願いした会社がなくなってしまい、フォローが途絶えた」という事態を避けるためにも、施工実績の豊富さや会社の信頼性は欠かせないポイントでした。
エコカーボン様は、その点において他社を圧倒する魅力を持っています。豊富な施工実績は、これまでの確かな技術力の証であり、導入後の長期的なサポート体制への信頼を築いてくれます。この「安心できるパートナー」という確信が、エコカーボン様を選ぶ大きな決め手となりました。「長く使う設備だからこそ、導入後も信頼できるパートナーがいる」これが、エコカーボン様を選んだ私たちの理由です。

導入効果:着実に進むコスト削減と将来への期待
エコカーボン様のシステム導入によって、当初の課題に対する解決の道筋を見つけることができました。今回は、自家消費型の提案を受け、補助事業の枠を最大限活用しながら効率的な設備投資を実現しました。特に、パネルを可能な限り設置したことで、電気代の削減という目に見える成果が得られています。
現在、月々の電気代は10万円、全体の約2%が削減されており、これは設備回収期間を考慮すれば順調な成果といえます。設備導入から数年後には、さらなるプラス効果が期待できるため、今は未来への投資期間と捉えています。
また、今回の補助金制度を活用する中で、コストと効果のバランスを見極めた最適な選択ができたことも大きな成果です。山梨県の補助金枠を最大限活かしつつ、現状の制約を超えた可能性にも目を向けられました。
J-クレジットとの出会いが広げる可能性
私たちがJ-クレジット制度※を知るきっかけとなったのは、エコカーボン様からのご提案でした。それまで、この制度を熟知していなかったのですが、説明を受ける中で、期待以上の資産価値を発見することができました。環境貢献と同時に、事業としての新たな可能性が広がる制度だと実感したのです。
特に、J-クレジットの活用は、保有しながら将来の設備投資やエネルギー効率化を視野に入れることができる点が魅力的でした。国内外で注目が高まる中、クレジットの価値が上がり、企業としての持続可能な成長に寄与する可能性を強く感じています。また、蓄えたクレジットを活用し、新しい設備やプロジェクトに投資することで、さらなる経済効果と環境改善を両立できることにも大きな期待を寄せています。
※J-クレジット制度 https://japancredit.go.jp/about/outline/
未来を見据えた設備投資とエネルギー効率化への挑戦
私たちは、代表交代を機に、まず対応すべき設備の整備を最優先課題として取り組んでいます。しかし、設備更新のタイミングは必ず訪れるため、その時期に最も効率的で持続可能なエネルギーの選択を行うことを視野に入れています。
現在注力しているのは、ヒートポンプを活用したお湯づくりや空調設備の切り替えです。一部施設ではすでに導入が進んでいますが、他の施設にも段階的に展開する予定です。この切り替えにより、さらなるエネルギー効率化を実現するとともに、エネルギー削減の可能性を追求していきます。
さらに、太陽光パネルの増設についても、補助金の枠組みや事業計画を慎重に見極めながら検討しています。現状の制約を考慮しつつ、適切なタイミングで再び導入を進める計画を描いています。これにより、電力コスト削減と環境貢献の両立をさらに強化したいと考えています。 5年、10年先を見据え、常に最良の選択を模索し続ける姿勢こそが、私たちの成長戦略の基盤です。エネルギー効率化と環境配慮を両立した持続可能なビジネスを目指し、今後も挑戦を続けていきます。
解決の第一歩は相談から
私たちもエネルギー課題を抱える中で、多くの迷いや困難に直面してきました。しかし、エコカーボン様との出会いが、その解決の糸口となりました。まずはお悩みを相談してみることをおすすめします。エネルギーコスト削減や設備更新のような具体的な課題はもちろん、それ以外のご相談にも柔軟に対応していただけます。
施工においても、難しい状況をうまく調整しながら進めていただきました。例えば、パートナー企業様との交渉も丁寧に対応してくださり、休館日の限られたタイムスケジュールにしっかりと合わせて施工を完了してくださいました。こうした対応力は、信頼できるパートナーだからこそ可能なものだと思います。
また、プロジェクトを支えてくださったチーム全体のマネジメント力も非常に大きなポイントです。トップマネジメントがしっかりと介入してくれることで、私たちの要望に迅速かつ的確に応えていただけたことに感謝しています。
一歩を踏み出すことで、想像以上の解決策や安心感に出会えるはずです。 ぜひ、エコカーボン様のような信頼できるパートナーに相談し、貴社の未来への投資を成功させてください。